「今の自分は、過去の自分がつくってきたもの。未来の自分は、今から自分がつくるもの」
過去の自分がつくった今の自分を変えることは、なかなか難しいですが、これからの選択を変えれば未来の人生は変えることができる。
人は現在の自分にレッテルを貼る傾向にあるようです。そうすることで、変化や成長のための余地を自ら無くし、異なる考え方をしようとすることをしなくなります。
実際、過去の自分と今の自分は同じでは無く。何かを行う際に、過去のやり方を今も続けているわけではありません。
自分にレッテルを貼り、今の自分が何者なのかにこだわるのではなく、自分がどれほど成長して、過去の自分からどれだけ変わったかを認識することが大切です。1週間、1ヶ月、4半期と定期的に自分の変化を認識して、短期的な成長に目を向けることが大切です。また、過去90日間で、どのようなことを成し遂げたか?と自問してみて、現在と過去の自分を区別できるようになれば、未来の自分はいまの自分とは違うと考えることが可能になります。
異なる未来を想像するより、未来はいまと変わらないと決めてしまう方がずっと楽です。しかし、今の自分を変えるならば、自分がどのような人になりたいかを想像することに時間をかけなければ、日々の生活に流された末にたどり着く自分にしかなれません。
未来の自分を形成するには、特定の目標に向かって自己開発する能力が問われることが研究で示されています。成長に向かう方向性を定めることは、効果的に成長するために必要なことであり、成長するためのプロセスを定めるためには、明確な目標が必要となります。
さらに、明確で望ましい未来像と自分は成功できるという信念、そこに到達するための道筋が組み合わさると、モチベーションと希望が沸き上がって来ることが研究でわかっています。
人はみずからの過去に押されて進むだけでなく、実際には自分の未来像に引っ張られて成長するのです。
つまり、人のいまの行動はおおむね、その人自身の未来像によって決められる。もし、自分の未来が明確で、刺激的で、みずから創造できると思えるものなら、いまの行動はそれを反映しているはずなのです。
未来の自分とはどのような人物だろうか。この問いに答えられるのは自分だけです。未来の自分とは、発見するものではなく、自分でこうなりたいと決意するものだと言われています。未来の自分を想像する方法としては、日記を書くや、なりたい自分について書き出すとか、今日できることをいくつか書き出すなどがあります。とにかく、自問することでなりたい自分をより具体的に想像することが必要なわけです。
なりたい自分について、誰かに話してみることも、案外大切なことです。
現在の自分ではなく、どのような人になりたいかで自分自身を定義することが重要です。私達は、なにかに変わろうとする途中である。したがって、自分が望む未来の自分にふさわしい行動をいまするのがよい。過去の自分にふさわしい行動をすることはない。
過去の自分ではなく、未来の自分にふさわしい行動をする。不確実性と変化を受け入れ、学習と失敗を受け入れる。「いま」に定義されてはいけないのです。
自分のなりたい未来像は常に変化します。それにあわせて、みずから行動を起こすことで、変わり続ける自分を体現することができるようになります。いまから行動しましょう。
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